あらくれ杯(特殊ルール)のデッキの組み方

4月1日に開催された、第1回荒くれ杯ノーマルカードオンリーNo.1決定戦で優勝したkaiといいます。

 

今回特殊ルールでのデッキの組み方について記事を書こうと思います。

 

といっても、特殊ルールでの構築の汎用的な考え方といのは難しく、

ルールごとに変わってくると思いますから、

実際に第1回荒くれ杯でどのように組んだのか例に出しながら書かせていただきます。

最後には第2回ではどのように組めば良いかというものも書いていますので参考にどうぞ(構築力が試される大会なので具体的な構築あ載せていません)

 

 

 

・特殊ルールでの構築の重要性と汎用性

 

たくさんある特殊ルールで汎用的な考え方なんてもの存在するのかって話ではありますが、

一応あると思っています。

 

というのも、特殊ルールにはどのルールにおいても、

カードプールもしくは構築の幅が狭くなる

という共通点があるからです。

このカードプールの狭まり方を普段の環境と比較することが重要になります。

また、現環境は致命的に勝てないリーダー、あまりに勝てすぎるリーダーがいないという意味で良環境ですから、

それぞれの特殊ルールでどのリーダーがどういう点で有利であるかを押さえれば、

構築の段階でかなり優位に立てると言えます。

 

 

・まずカードプールを眺める

 

基本ですが重要です。

リーダーによってはキーカードが使えなくなっています。

この時点でこのリーダーはねーななどとあたりをつけておきましょう。

 

 

・とりあえずアグロゼシカからスタートしてみる

 

どの特殊ルールでもとりあえずアグロゼシカを組んでみましょう。

というのも、荒くれ杯は様々な人が参加しますから、

普段ガチ勢ではない方が生成コストの安いアグロゼシカを使ってる可能性は高いです。

また、基本的にBO1シングルイリミネーションですから、そのアグロゼシカに轢かれて終わりという構築は論外になります。

自分で組んでみて、その特殊ルールでアグロゼシカがどのくらい強いか確認、

また今後組む他のデッキはそのアグロゼシカに勝てるようにしましょう。

 

 

ここからは特殊ルールごとに、フィルタをかけるなどして有用そうなカードを探していくことになりますから、実際に僕がどのようにして組んだか紹介します。

 

 

 

・第1回荒くれ杯でのデッキ構築の流れ

 

僕が出場したのはノーマルカードオンリーのルールです。

とりあえずノーマルのみでフィルタをかけてカードを眺めました。

気づいたことは、

 

・除去カードがほとんどない

・どのリーダーもバーストダメージを出せそうにない

 

という点です。

この2つは、盤面が勝負の全てを決める

ことを示唆しています。

感覚的には闘技場に割と近いのではないでしょうか。

 

これらを踏まえて、まずアグロゼシカを組んでみましたが、

メラミ、メラゾーマがないのは致命的でした。

クラスカードのユニットが貧弱なのも厳しいです。

 

ここから、各リーダーについてこのルールで感じたことを書きます。

 

 

・テリー

他のリーダーの除去がほとんどないなか、

はやぶさ斬り、やいばくだき、孤高の剣技など盤面に干渉できるカードが豊富。

盤面を返せると言う意味ではアリ。

しかし、ギガスラ・ギガブレがなく、

相手としては縦並べの配置が安定となってしまい、

せっかくの有用ノーマルカードである地獄の門番、ナスビナーラが機能しない。

(正直そこをちゃんと考えずに対角線配置をする人がほとんどだと思いますが、

狙っているのは優勝であり、上位ではきちんと縦並べ配置をしてくると予想)

その他の専用ユニットも貧弱。

リソース確保もできない点も厳しい。

 

 

ゼシカ

アグロゼシカは先ほどの理由で断念。

しかし、特技に螺旋うち、イオ、メラ、ヒャドがあり、

見習い悪魔、幻術士、祈祷師もノーマルだったのでテンポゼシカワンチャン?と言う気分になったが、

ドローソースがほとんどなく、コンボを決める前に抑え込まれて負けてしまうと感じた。

また、やはりメラミメラゾーマがないのは痛く、

大型ユニットの除去ができない、バーストプランが取れないと言う点で断念。

 

 

・アリーナ

かくとうパンサー、はりせんもぐらと言う超優秀1コスユニットが存在するので、

これらで序盤の盤面をしのぎ、

中盤以降テンションスキルを活かしたリソース勝負に持ち込むのが非常に強力。

はやてのリングによるバーストを一応できる。

ただし、普段のアリーナの特徴である除去カードは回し蹴りか力の指輪程度しかない。

 

 

ククール

きびしい。むり。

 

 

トルネコ

つちわらしが明らかにチート。

こいつ雑に作るだけで勝てるんじゃないかと言うレベル。

あおだけもいる。

ヘルボックル、ダンビラムーチョ、マッスルウータンも雑に優秀。

強くね?という印象しかなかった。

ただ当然弱点もあり、アロードッグ等がいないので、

盤面を取られたらマジで負け。普段以上に返せない。

デブが突っ立ってるだけになる。

 

 

・ミネア

銀のタロットシャイニングがレアってどうすんだよ・・・。

タロットショットがレアでアルカナバーストがスーパーレアってどうすんだよ・・・。

 

 

ピサロ

ランプはできないが、がいこつ、ライノスキングが優秀。

ただテンションスキルが弱すぎる。

1コスを多めに積まれるルールでピサロナイトが1コスに相打ちとられるのはさすがに

進化もできないのできびしい。

 

 

 

以上から、アリーナトルネコがトップメタ、次点でテリーゼシカとなると予想しました。

 

僕としては、アリーナトルネコが強いとわかった瞬間に、絶対トルネコを使おうと決めました。

こいつがいるからです。

 

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かくとうパンサー、はりせんもぐらに有利トレードを仕掛けられる上、

トルネコが使うと最強になるのは察しがつくのではないでしょうか。

しかも天敵ジャガーメイジがいないという環境。

使うしかないなと思いました。

余談ですが、こいつの有用性に気づいたのは、

闘技場でアリーナを使っている時に、たまたまおおえのたかゆきさんとマッチングして

マドハンドに盤面を制圧されたところから来ています。

 

 

こうして、最終的に組んだデッキが以下になります。

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基本的にはノーマルの良カードを中心に組んでいます。

トルネコが盤面を取り返すのに速攻ユニットというのがあるのですが、

速攻は総じてスタッツが低く、結局それで一時的に返したとしても結局リソース負けす流という点から不採用にし、このゲームではスタッツがあまり下がっていないステルスを使って返すことにしました。

アリーナには単純なカード枚数でのリソースは負けるので、

有利トレードを繰り返して1:2交換をすることで勝つ方針です。

ミラーには、ガーゴイルによるテンション加速と、ダンビラムーチョ、マッスルウータンによる雑な攻撃力アップでなるべく上から取られないということを意識しました。

 

ブラッドハンドはもみじ小僧。誰がなんと言おうともみじ小僧。

サーチ先がこのルールではどれも優秀であるため、ごろつきもアリだったかもしれません。

 

 

当日の配信で、コイツに触れてもらえたのは嬉しかったです。

ウータンケアは必須。

 

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・第2回荒くれ杯ではどう組めば良いか

 

第2回荒くれ杯は全カード1枚縛りというルールになります。

まずこのルールの特徴を押さえましょう。

 

・引きたいカードが引けない

・想定しているコンボができない

・キーカードも1枚なのでリーダーによってはパワーがかなり下がる

 

ざっとこんな感じだと思います。

 

これらの解決策は以下のどちらかになると思います。

 

・サーチカード、ドローカードを採用する。

・何のカードを引いても勝てるパワーデッキにする。

 

 

サーチカードはこのルールで大事になってきますから、

とりあえずカード一覧で「デッキから」や「引く」などで検索をかけてみると良いのではないでしょうか。

ただ、サーチカード自体も1枚しか積めないという点には注意です。

テンションスキルがそもそもサーチであるミネアを使うのも手ですね。

 

2つ目のパワーデッキというのは、

普段枠が足りねえ!と思っているデッキだと作りやすいと思います。

 

基準となるアグロゼシカですが、普段と大きく変わるのは1コスの幅と、

メラミメラゾーマが1枚ずつしか積めないという点になります。

こいつに負ける構築は避けましょう。

 

 

今回の記事は以上になります。

読んでいただいてありがとうございました!

構築の考え方の参考になれば幸いです。